とうちゃんからお前たちへ

かけがえなきかみさんとチビたちに捧ぐ

どうして?

どうして私は生まれてきてしまったのか?

どうして私はお金持ちではないのか?

どうして私だけいじめられるのか?

どうしてこんな惨めな人生を送らなくてはいけないのか?

どうして私はこんなにもバカなのか?

どうして私の夢は叶わなかったのか?

 

どうしてどうしては

数かぎりないほど簡単に飛び出してくる

 

パートナーがいる人でも

どうしてパートナーとうまくやっていけないんだろうか?

どうしてこちらの気持ちがうまく伝わらないんだろうか?

など恋人間や夫婦間で悩みを抱える人も少なくないだろう

 

そもそもの原因は

家畜として地球人を創造した宇宙存在が

意図的に遺伝子操作を行っていたことが理由だが

今となってはそれだけを問題視しても意味がなくなっている

 

なぜなら

地球人はこれまでの歴史の中で

自らが打ち立てたルールによって

地球人自らを縛り付けているからだ

 

その代表的な原因は「同一化」だ

「みんなと同じでなくてはいけない」

このルールが「他人と比較する」癖を身につける結果を生み出し

個性を否定する元凶となった

 

「私は幸せではない」と感じる時

「●●と比べて〜だ」と理由付けをしている観察者としての自分が

胸の奥にいるのだと

本当は気づいているだろう

 

「私は幸せではない」と感じる時

「私はみんなと同一になれていない」

と比較しているのだ

 

背が低い

太っている

髪が薄い

ブスだ

などなど

それらはみな「比較」からしか生まれない判断だ

 

では「背が低い」と判断している人は

いったい何メートル身長があれば満足なのだろうか?

二メートル?

それとも三メートル?

 

仮に三メートルの身長になれたとしても

キリンやゾウはもっと背が高いよ?

そしたらアナタはキリンやゾウを妬むの?

 

そして十メートルの身長になれたとしても

山は遥かに大きいよ

そしたらアナタは山を妬むの?

 

そして一万メートルの身長になれたとしても

地球はもっと大きいよ

 

でも地球を超える大きさになってしまったら

もう地球では暮らせなくなるよ

それでも大きくなることがアナタの幸せ?

 

お金持ちも同じでしょう?

山ほどお金を持つと

財布にはお金が入りきらなくなる

 

使い切れないから

銀行かどこかに預けることになる

でも銀行強盗にお金を取られたら…って考えると

銀行に預けるのも怖くなるね

 

じゃ「投資だ!」と思って
株を買ったりしても

損をしないようにいろんな心配事に悩まされたり…

大変だね

 

まだお金持ちじゃなかった時の方が

あれこれ小物を買って喜べたし

ステーキなんか食べられたら嬉しかったし

自由だったかもしれないね

 

「誰かと同じようになりたい」

その気持ちがスタートだった

 

前に向かって進むことは

ポジティブなことだと思うけど

マネっこした先には

必ずしも満足な自分がゴールインしてるわけじゃなかった

 

「誰か」を見て

「誰か」を目指して

「誰か」になるんじゃなくて

もっと「自分の気持ち」に目を向けて

ホントにやりたいことをやってれば良かった

 

そんな気持ちになってからでも

決して遅くないんだ

 

虹は虹

でも七色に分かれてる

赤は赤

青は青として輝いているから全体として美しい

 

人も人

男女に分かれ

いろーんな国の人に分かれてる

 

それぞれの人がそれぞれ人生を楽しめたなら

地球人は虹よりもっと多い色を持って輝けるんじゃないかな